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「ぐんまフランス祭2020」

2012年10月19日

79-1 PAUL ポール (神楽坂)

Bonjour!


なんか急に寒くなってきましたね~。
すっかりシャツ1枚では寒くて、上着を着て丁度いい。

今朝のテレビで群馬の北の方の紅葉が見ごろだってやってましたが
もうそんな季節になってしまいました。


で約2週間前、この前の「フレンチダイニング」を取材した
同じ時にやはり取材した、神楽坂にある 
フランスのパン屋のチェーン店「PAUL」をご紹介します。


PAUL 神楽坂店 (ポール)
東京都新宿区神楽坂5-1-4 神楽坂テラス 1F
10:00~21:00(L.O.20:30)
ランチ営業、日曜営業
TEL 03-6280-7723
URL:http://www.pasconet.co.jp/paul/index.html

URL:http://www.paul.fr/



このポール今や日本国内にも18店舗あるそうですが
フランスには250店舗、フランス以外でもチェーン展開をしている
フランスの老舗のパン屋さんです。




今でも覚えているのは、今から25~6年前
僕が住んでいた南仏でも、
バゲッドなど、漂白された真っ白い小麦粉と人工酵母で
異常に発酵された本当に美味しくないパンが蔓延していて

ある日この「PAUL」が街にオープンしたら
これまでのパンとは違う、無漂白の小麦の味がする
美味しい伝統的なパンを売る店に連日行列。
近くにあるパン屋もその波に呑まれて閉店してしまったパン屋

それまで粗悪なパンを作っていたパン屋がいきなり
クラシックなパンを焼いて出すようになり
あっという間に、街のパン屋のパンのクオリテイーが上がったのを
今でもよ~く覚えています。

今でこそ、パリには老舗のポワラーヌとかエリック・カイザーとかプラデイエ
とかありますが、パリも一時期、「パリのパンはまずい」
とよく言っていたものです。
地方はなおさら老舗であっても・・・って感じでした。


このポールはもともと僕も良く知る北フランスのリールという街で
19世紀の後半に創業した、老舗のパン屋さん。




全世界みんな同じような黒っぽい伝統的な作りの外観と内装で
そこで働く人たちも、伝統的なパン屋さんの売子とパン職人にスタイルで
だいたいどこでも、パンを販売するだけではなく
店内でそのパンを食べたり、食事が出来たりするんです。

チェーン店ですが、ちょっとしたパン革命を起こしたパン屋さんだと
僕は思っています。

日本は確かにパンは沢山食べるようにはなったものの
まだまだ添加物や油脂、糖質が沢山入った、ふわふわのパンが美味しい
という人が多くて、
総菜パン以外の食べ方があまり良く分からないので
食べ方まで示唆してくれるようなカフェ機能が店内に付随しているのは
いいな~と思います。
パン本来の小麦の美味さや、「固い」ということも
美味しさに繋がることを少しは日本人にも分かってもらえるのでは
と思うんですが、どうでしょう??



行ったのは夕方近くだったので
ちょっとパンやサンドイッチ、タルト系のものが
ちょっと少なくなってしまっていたので残念でしたが

それでもパン屋ならではのデザートがありました。





で、いつもは東京駅近くの八重洲のPAULには行っていたのですが
たまたま神楽坂に行ったら、神楽坂にもあったので・・・。





つづく  




Posted by フランスさん at 10:50Comments(0)お店・フランス情報その他