2015年06月21日
197-4 アートとフランス料理を楽しむ
Bonjour
神楽坂のアンステイチュー・フランセから今度は白金台にある
東京都庭園美術館へバスで移動しました。
今回、どうしてもみなさんに東京都庭園美術館に行ってもらいたいと思い
丁度、フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵の「マスク展」
開催期間中ということもあり、訪ねてみました。
東京都庭園美術館って意外と皆さん行ったことがなくて
でも日仏協会としては是非・・・。何故ならば
ここは元々、朝香宮邸。
朝香宮家は、久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が明治39年に創立した宮家です。
鳩彦王は、陸軍大学校勤務中の大正11年から軍事研究のためフランスに留学しましたが
交通事故に遭い、看病のため渡欧した允子内親王とともに、
大正14年まで長期滞在することとなりました。
当時フランスは、アール・デコの全盛期で、その様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻は、
自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに主要な部屋の設計を依頼するなど、
アール・デコの精華を積極的に取り入れました。
また建築を担当した宮内省内匠寮の技師、権藤要吉も西洋の近代建築を熱心に研究し、
朝香宮邸の設計に取り組みました。
さらに実際の建築にあたっては、日本古来の高度な職人技が随所に発揮されました。
朝香宮邸は、朝香宮ご夫妻の熱意と、日仏のデザイナー、技師、職人が
総力を挙げて作り上げた芸術作品と言っても過言ではない建築物なのです。
現在は美術館として使われていますが、内部の改造は僅少で、アール・デコ様式を正確に留め、
昭和初期の東京における文化受容の様相をうかがうことができる貴重な歴史的建造物として、
東京都指定有形文化財に指定されています。
というのが、解説文にあるとおり、フランスと深いかかわりがある美術館です。
今回のマスク展も
2006年にパリ、セーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館との企画で
この美術館は建築家ジャン・ヌーヴェルによる設計でも世界の注目を集め、
パリの新たな名所として親しまれているそうです。
この展覧会は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められた
マスク(仮面)をテーマに開催される、日本国内における同館初の大規模なコレクション展です。
仮面を身に着けることによって、人々は自然と向き合い、
神や精霊といった目には見えない存在と通じ、物語を演じる表現者となりました。
仮面は、肉体と意思をもつ人間と、それを取り巻く世界の境界に位置します。
人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模(かたど)った仮面を纏い、
時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって、
我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ存在(‘ハイブリッド’)となって、
未知なる時空の扉を開こうとしたのです。
それぞれの土地の特質や文化を背景に、人々の様々な願いが反映された仮面たちは、
溢れる想像力に満ちたユニークなかたちや素材、スケール感によって生み出されています。
本展は、<今>に伝えられるマスクの生き生きとした魅力を展覧し、
その表現の本質に迫ろうとするものです。
といのが展覧会の解説文です。
で、この展覧会を観た方々が皆さん口をそろえて”この美術館にこれてよかった~!”
”とてもよかった~”
ということで、これはまさに企画冥利に尽きる・・・ということでしょうか。
とにかくみなさんに喜んでいただけてよかったです。
帰り際に、ちょっと美術館内のカフェによって休憩~・・・。
このカフェもなかなかいい雰囲気、カフェも美味しかった!
是非お立ち寄り下さい。
東京都庭園美術館
03-5777-8600(ハローダイヤル)
〒108-0071
東京都港区白金台5-21-9
電話 03-3443-0201(代表)
10:00-18:00
FAX 03-3443-3228
www.teien-art-museum.ne.jp/
神楽坂のアンステイチュー・フランセから今度は白金台にある
東京都庭園美術館へバスで移動しました。
今回、どうしてもみなさんに東京都庭園美術館に行ってもらいたいと思い
丁度、フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵の「マスク展」
開催期間中ということもあり、訪ねてみました。
東京都庭園美術館って意外と皆さん行ったことがなくて
でも日仏協会としては是非・・・。何故ならば
ここは元々、朝香宮邸。
朝香宮家は、久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が明治39年に創立した宮家です。
鳩彦王は、陸軍大学校勤務中の大正11年から軍事研究のためフランスに留学しましたが
交通事故に遭い、看病のため渡欧した允子内親王とともに、
大正14年まで長期滞在することとなりました。
当時フランスは、アール・デコの全盛期で、その様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻は、
自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに主要な部屋の設計を依頼するなど、
アール・デコの精華を積極的に取り入れました。
また建築を担当した宮内省内匠寮の技師、権藤要吉も西洋の近代建築を熱心に研究し、
朝香宮邸の設計に取り組みました。
さらに実際の建築にあたっては、日本古来の高度な職人技が随所に発揮されました。
朝香宮邸は、朝香宮ご夫妻の熱意と、日仏のデザイナー、技師、職人が
総力を挙げて作り上げた芸術作品と言っても過言ではない建築物なのです。
現在は美術館として使われていますが、内部の改造は僅少で、アール・デコ様式を正確に留め、
昭和初期の東京における文化受容の様相をうかがうことができる貴重な歴史的建造物として、
東京都指定有形文化財に指定されています。
というのが、解説文にあるとおり、フランスと深いかかわりがある美術館です。
今回のマスク展も
2006年にパリ、セーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館との企画で
この美術館は建築家ジャン・ヌーヴェルによる設計でも世界の注目を集め、
パリの新たな名所として親しまれているそうです。
この展覧会は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められた
マスク(仮面)をテーマに開催される、日本国内における同館初の大規模なコレクション展です。
仮面を身に着けることによって、人々は自然と向き合い、
神や精霊といった目には見えない存在と通じ、物語を演じる表現者となりました。
仮面は、肉体と意思をもつ人間と、それを取り巻く世界の境界に位置します。
人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模(かたど)った仮面を纏い、
時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって、
我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ存在(‘ハイブリッド’)となって、
未知なる時空の扉を開こうとしたのです。
それぞれの土地の特質や文化を背景に、人々の様々な願いが反映された仮面たちは、
溢れる想像力に満ちたユニークなかたちや素材、スケール感によって生み出されています。
本展は、<今>に伝えられるマスクの生き生きとした魅力を展覧し、
その表現の本質に迫ろうとするものです。
といのが展覧会の解説文です。
で、この展覧会を観た方々が皆さん口をそろえて”この美術館にこれてよかった~!”
”とてもよかった~”
ということで、これはまさに企画冥利に尽きる・・・ということでしょうか。
とにかくみなさんに喜んでいただけてよかったです。
帰り際に、ちょっと美術館内のカフェによって休憩~・・・。
このカフェもなかなかいい雰囲気、カフェも美味しかった!
是非お立ち寄り下さい。
東京都庭園美術館
03-5777-8600(ハローダイヤル)
〒108-0071
東京都港区白金台5-21-9
電話 03-3443-0201(代表)
10:00-18:00
FAX 03-3443-3228
www.teien-art-museum.ne.jp/
Posted by フランスさん at 06:00│Comments(0)
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