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「ぐんまフランス祭2020」

2015年09月13日

207-1 モナ・ハトゥム展(パリ・ポンピドゥー)

Bonjour


先週は、台風の影響で甚大な被害が出た地域
特に、茨城や栃木、そして仙台までも大変な浸水被害で
本当に想像を絶する被害に只々呆然としていましたが、
またまだ大変な被害に合われている方、また関係者の方々には
心からお見舞い申し上げます。

それにしても、ここ群馬は茨城、栃木の隣県でありながら
少し雨雲の帯から外れただけで
ここまで違うのかと思い、本当に天災の恐ろしさが身につまされます。


207-1 モナ・ハトゥム展(パリ・ポンピドゥー)


さて、以前パリ、ポンピドゥーセンターでのル・コルビジエ展について
紹介をしましたが、
同じ時に、ポンピドゥーセンター内でやはり開催されていた展覧会
モナ・ハトゥム展をご紹介します。


207-1 モナ・ハトゥム展(パリ・ポンピドゥー)


モナ・ハトゥム、フランスではモナ・アトゥムと呼ぶのですが
1952年ベイルートのレバノン生まれで、現在では
ロンドンやベルリンに住む今世紀を代表するアーテイストです。


207-1 モナ・ハトゥム展(パリ・ポンピドゥー)


既に私、ヴァンソンがフランスに留学していた80年代後半には
すでに様々な場所で、彼女の作品が展示され始めていました。

その強烈でシンプルな反復性にかなりショックを受けた経験があります。


207-1 モナ・ハトゥム展(パリ・ポンピドゥー)


作品のアプローチとしては、非常にミニマリズム的で
コンセプチュアルな作品ですが
その作品に内在されるものは、彼女のおかれた境遇、
パレスチナからの亡命者として視点
政治的な内容が色濃く反映されたり
境遇としての物語性を読み取ることができる作品が多くある作家です。


207-1 モナ・ハトゥム展(パリ・ポンピドゥー)


生と死、虚像と実像、破滅と希望、境界線・・・
様々な疑問や矛盾、本音と建て前のような不確かなアイデンティティーが
作品を通して強く訴えかけてきます。


207-1 モナ・ハトゥム展(パリ・ポンピドゥー)


つづく







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Posted by フランスさん at 06:00│Comments(0)フランス情報
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