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「ぐんまフランス祭2020」

2020年11月23日

293-13 第9.5回リーモトぐんまフランス祭2020商品豆知識Vol.6

Salut a tous


今日は第9.5回リモートぐんまフランス祭2020の4日目、
三連休の最終日。
午前中は快晴のとってもいい天気でしたが
午後からはここ前橋はものすごい風です。
季節かずれの暖かさに、北風が流れ込んでくのでしょうか?





先日から、このフランス祭に出展しているお店が扱っている商品の中で
とってもフランス的な商品で、興味深いものの豆知識
として色々なことを書かせて頂いています。
勿論、私以上によくご存知な方もいるかと思いますが・・・。





今回は フランスといえば実は石鹸
それも南仏プロヴァンスで製造されるマルセイユ石鹸が有名で
このマルセイユ石鹸があれば、髪も肌もツルツル
アトピーなど、トラブル続きの肌も完治してしまうほどで
びっくりなんです。





石鹸の歴史って知ってびっくりしたのですが
紀元前3000年、古代ローマ時代に羊肉を焼いた脂と灰が混ざり、
偶然に石鹸ができたのがはじまりなんだそうです。





17世紀後半には、マルセイユが、
石鹸製造の中心地となって隆盛を極めたのは
南仏が、オリーブの樹木が繁茂する土地で、
石鹸の主原料にである油脂をとるオリーブオイルが豊富で、
地中海の海水を利用して塩析し、
ミストラルという冷たい空っ風で乾燥させることが容易
だったからのようです。








地中海の自然風土を活かして作られた天然石鹸が
まさに『マルセイユ石鹸』なわけです。

戦後は合成化学石鹸、合成洗剤が主流になって
安価なパーム油やヤシ油、牛脂や合成油と
オリーブ油以外の油が混ぜられ
防腐剤や合成香料、着色料が入っているものまでが
「マルセイユ石鹸」と評して出回って、
もうメチャクチャだった時もあるようです。

ルイ14世の発令で、
マルセイユ石鹸は、長い歴史の中で、
伝統製法と品質を守り、ブランド名を高めてきて
主原料は、オリーブオイルのみ 
という、製造基準があったようですが
今は、まずは主原料オイルの72%以上の
オリーブオイルが使用されている
というのが本当のマルセイユ石鹸 ということのようです。







いずれにしてもオリーブオイル使用でなくても
オイルの成分をしっかり吟味して、天然素材だけで
安全基準を満たして出来上がっている石鹸は
本当に単なる石鹸ではなくて、人の体の調子を整える
ある意味薬用的な機能、効能があるようです。







今回、リモートぐんまフランス祭では
ユノカ・ソープというお店が石鹸を製造販売していて
石鹸の起源から、原材料の徹底した品質管理
製造基準を満たした、本当に美しく、香りのいい石鹸を販売しているので
是非どうぞ。
幸せな気分と健康な肌をもたらしてくれます。




➡➡➡➡➡群馬日仏協会Websiteへ:http://www.fj-de-gunma.com/

  




Posted by フランスさん at 15:40Comments(0)ぐんまフランス祭り

2020年11月23日

293-12 第9.5回リーモトぐんまフランス祭2020商品豆知識Vol.5

Bonjour


今日は23日祝日ですが、リモートぐんまフランス祭の4日目です。
三連休の最終日。
連日とてもいい天気ですね~・・・風はちょっと強いけど・・・。

こんないい天気の日は、フランスのフロマージュが食べたくなります。

皆さんはどんなふうにフロマージュ(チーズ)を食べますか?








まあフランスには各地にそれぞれ無数のフロマージュが存在するので
フロマージュのそれぞれの種類を語り始めたらきりがないです。

そんなわけで今回は、
独断と偏見で、私の大好きなフロマージュをご紹介。





先ずはクロタン(Crottin) という山羊の乳から作るチーズ
一般的にシェーブルと呼びますが
クロタンも そのシェーブルの種類の一つです。

フランス・ロワール地方で生産され、
中でもシャヴィニョール産が有名です。
この時期には、パリのマルシェなど クロタンが
山もりで露店にもフロマージュ屋さんにも並びます。

クロタンの名前の由来は、
その大きさと形が、馬や羊の糞に似ているということで
その糞を意味するで名で「クロタン」と呼ばれるようになったらしいです。
何かちょっと安易な名前の付け方のような気のしますが
まあ田舎の当時の のどかなその地では、かえって
親しみを込めた名前なのかもしれませんね・・・。

約2週間以内の熟成で食べられる新鮮なクロタンは、
白くてソフトな質感で、シェーブル独特の酸味があったりするんですが、
個人的には、3,4ヶ月ほど熟成させた、独特の香りが出てきたくらいの
けっこうカビがついたくらい熟成が進んだのクロタンが
本当に美味しいんです。







直接そのまま食べても、バゲットやカンパーニュパンの切れはしに
ちょっと乗せて食べても美味しいですが、
個人的に好きなのは、このクロタンを
オーブンやフライパンで焼いてサラダに乗せて
アツアツで食べたり、
クロタンに薄く揚げ衣をつけてコロッケのように揚げて
アツアツで食べたりするのが本当に贅沢で美味しいんです。





シェーブルはちょっと癖があると言われますが
この味を覚えると、本当に食べやすく美味しいですよ!

時期になると、朝市に立つフロマージュ屋の露店に
干し葡萄や香草、灰とか香辛料やナッツ類などをまぶしてある
様々なクロタンも並んで、
これがまたそれぞれ本当に美味しいんです。








干し葡萄のクロタンは、
冷たくした白ワインと一緒に食べると至福の時です.
まあフロマージュはやっぱり、美味しいワインと一緒に食べると
本当に味が変わるので、ペアリングがとっても大事だと思います。





もう一つは、 「コンテ」 (Comté)  というフロマージュ(チーズ)
シンプルなハード系のフロマージュですが
とにかく飽きない、食べるほどに旨味が増してきて
延々と食べれるフロマージュって感じでしょうか。





フランス東部のスイスとの国境付近で作られている
フランスを代表する熟成ハードチーズです。
生産量は、フランス産AOPチーズの中で最も多くて





フランス人がおそらく一番好きで
最も消費量の多いフロマージュだと思います。

ちょっとナッツのような風味や栗のようなホクホク感が特徴で
若いコンテはまだ牛乳の味わいがまだ残っていてマイルドで
溶けやすいので、とろけるチーズ系の料理にも使ったりします。




熟成が増すと、けっこう複雑で芳醇な風味が出てきて
この地域にしかない、ヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)と一緒に食べると
本当に相性がよくて更に美味しく感じます。
けっこうシャンパーニュとか
日本酒とも合うかな~・・・。

サラダの上にひらひらと薄く削ってのせるのも、香りが立って
口どけも良くて美味しいです。





よくあるのはバゲットに挟んでサンドイッチにしたり、
焼いてアツアツとろとろにしてもさらに美味。
グラタンやチーズフォンデュ、キッシュ、オムレツ等にもよく使われます。





本当に美味しすぎて食べすぎに注意ですよ~!

これらのフロマージュは
今回のリモートフランス祭では、モンテ・ドラーゴさんが販売していますが
この二つ以外にも たくさん美味しいフロマージュがあるので
是非いろいろ悩んで購入してみてください。
フロマージュは本当に奥が深くて、最高に美味しいですよ~!




➡➡➡➡➡群馬日仏協会Websiteへ:http://www.fj-de-gunma.com/
  




Posted by フランスさん at 06:00Comments(0)ぐんまフランス祭り