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「ぐんまフランス祭2020」

2013年08月28日

126-3 サンポール ドウ ヴァンス(南仏)

Bonjour~~。

暑さもすこしやわらいで日中も過ごしやすくなったかな~・・・。
今年は普段あまり自宅ではつけていなかったクーラーも
ガンガンつけていたけど、少しクーラー無しでも
夜はすごせるようになりましたが、皆さんはいかがですか~?




さて、古い城壁の街サンポール ドゥ ヴァンスから
わずか離れたところに マーグ財団美術館という私設美術館があります。

スペインの建築家が今から約25年ほど前に設計した美術館ですが
当初は、日本が世界に誇る建築家・磯崎新さんに依頼されたのですが
なにやらいろいろと問題があったようで、依頼を断ったらしいのですが・・・。
どこでどうなったのでしょうかな~。




このマーグ財団、実はパリにある世界で最も成功を収めた画廊の一つ
ギャラリーマーグを経営するマーグ氏が設立した私設美術館なんです。
世界に数多くのアーテイストを送り出し、成功に導いた
大画商です。
特にその代表的な作家は、ホワン・ミロ
だからミロの作品が本当に多い!





ここの美術館にある作品は、ちょっと一般的な公立美術館の様子と
かなり違って、とても生々しい気がします。
たぶん多くの作家たちが、マーグ氏への感謝も込めて、
ちょっと露骨な感情や気軽さゆえの自由さが反映している作品が多いのかもしれません。





この美術館の中にはギャラリースペースなどもあって、
実際に購入できる作品もおいてあります。




それにしても、こんな片田舎にある私設美術館
それも、日本ではあまり人気のない近現代美術の作品を集めた展覧会に
なんでこんなにもくの人が集まってくるのだろう?
と思うほど、沢山の人でごった返していて、
実に不思議な光景でした。





私たち日本人は、作品を見る前に
この作家、この作品は好き、嫌い はっきりとしてしまって
その作品を見る前に分かる、分からないで 観るか観ないかを
決めてしまうところがありますからね。





フランス人を含め、ヨーロッパ人は自分達の教養や知識
感性を磨くために、あえてアーテイスト達が何を考え、求め作品が制作されたのか
自分磨きのために美術館にみんな積極的に出かけますからね。





特に現代美術は分かりづらいから、またあえて出かけていって
理解しようと努力する。





とても日本とは違うな~~・・・。と

もしもこちらのほうに行かれることがあって
ちょっと時間に余裕があうようでしたら、ぜひ行ってみてください。
日本人はほとんど見かけることがありませんが・・・。


おすすめです!  




Posted by フランスさん at 06:00Comments(0)フランス情報