2016年02月12日
221-3 マントン (南仏・コートダジュール)
Bonjour~~~
南仏コートダジュールもほぼイタリアの国境近くの街
マントンをご紹介しています。
よくイタリアに近いから、イタリアっぽいの??と聞かれますが
意外と違うんですよね~・・・。
本当、国境を超えると、なんかすでに空気というか
雰囲気が全然違うんです。
で、このマントン、レモン祭で有名ですが、
もう一つ有名なのは、この街にはジャン=コクトー(Jean Cocteau)の美術館二つと
市役所の中にもコクトーが手掛けた婚礼の間があったりして
ここは、まさにコクトーの街。
コクトーは元々はパリ郊外の小さな町で生まれたのですが
当時、多くの芸術家が南仏に魅了され、
ピカソやマチスなども南仏にアトリエ構えたように
コートダジュールにコクトーが初めてアトリエを構えた場所でもあるんです。
その切っ掛けになったのが、フェラ岬の高級保養地に
別荘「サント・ソスピール荘」を持つ資産家ヴェスヴェレール夫人の招待
イタリアとの国境近くの海沿いにあって、
19世紀後半に正式にフランス領となってからは、
コート・ダジュールにおける人気保養地として発展した静かで美しい港町。
夏恒例のマントン音楽祭に招待されたコクトーは「豪奢と素朴が同居する」
旧市街の不思議な魅力に心打たれたのだそうです。
そして市長からの依頼もあって1956年には、音楽祭のポスターを手掛けたり
市庁舎に婚礼の間を作りそのデザインを手掛けたり
その後には要塞美術館ともいわれる要塞をコクトー自ら改装を手伝って出来た
最初のコクトー美術館(Musée Jean Cocteau)
そして、2011年にはモダンな建物である新しい二つ目の
コクトー美術館が完成しています。
二つ目の美術館の切っ掛けは
ワンダーマン・コレクションの寄贈でした。
ベルギー生まれのセヴラン・ワンダーマン(Séverin Wunderman/1938-2008)氏は、
グッチ時計の開発製造で財を成した人。
スイスの高級宝飾時計コラム社のデザイナー兼CEOとしても名を馳せた人物だそうです。
美術収集家として世界有数のコクトー・コレクションを築き上げましたが、
それをフランスに「里帰り」させ、コクトーの名を冠する美術館に収めて
後世に残したいと考えていて
その招致に名乗りをあげたのが、コクトーゆかりの地のひとつであるマントン市。
フランス文化省の後押しを得て精力的に動いた結果、
2005年に990点のコクトー作品と、840点の関連作品の寄贈が実現し、
世界最大規模の公共コレクションが誕生したのがこの新コクトー美術館なんです。
南仏コートダジュールもほぼイタリアの国境近くの街
マントンをご紹介しています。
よくイタリアに近いから、イタリアっぽいの??と聞かれますが
意外と違うんですよね~・・・。
本当、国境を超えると、なんかすでに空気というか
雰囲気が全然違うんです。
で、このマントン、レモン祭で有名ですが、
もう一つ有名なのは、この街にはジャン=コクトー(Jean Cocteau)の美術館二つと
市役所の中にもコクトーが手掛けた婚礼の間があったりして
ここは、まさにコクトーの街。
コクトーは元々はパリ郊外の小さな町で生まれたのですが
当時、多くの芸術家が南仏に魅了され、
ピカソやマチスなども南仏にアトリエ構えたように
コートダジュールにコクトーが初めてアトリエを構えた場所でもあるんです。
その切っ掛けになったのが、フェラ岬の高級保養地に
別荘「サント・ソスピール荘」を持つ資産家ヴェスヴェレール夫人の招待
イタリアとの国境近くの海沿いにあって、
19世紀後半に正式にフランス領となってからは、
コート・ダジュールにおける人気保養地として発展した静かで美しい港町。
夏恒例のマントン音楽祭に招待されたコクトーは「豪奢と素朴が同居する」
旧市街の不思議な魅力に心打たれたのだそうです。
そして市長からの依頼もあって1956年には、音楽祭のポスターを手掛けたり
市庁舎に婚礼の間を作りそのデザインを手掛けたり
その後には要塞美術館ともいわれる要塞をコクトー自ら改装を手伝って出来た
最初のコクトー美術館(Musée Jean Cocteau)
そして、2011年にはモダンな建物である新しい二つ目の
コクトー美術館が完成しています。
二つ目の美術館の切っ掛けは
ワンダーマン・コレクションの寄贈でした。
ベルギー生まれのセヴラン・ワンダーマン(Séverin Wunderman/1938-2008)氏は、
グッチ時計の開発製造で財を成した人。
スイスの高級宝飾時計コラム社のデザイナー兼CEOとしても名を馳せた人物だそうです。
美術収集家として世界有数のコクトー・コレクションを築き上げましたが、
それをフランスに「里帰り」させ、コクトーの名を冠する美術館に収めて
後世に残したいと考えていて
その招致に名乗りをあげたのが、コクトーゆかりの地のひとつであるマントン市。
フランス文化省の後押しを得て精力的に動いた結果、
2005年に990点のコクトー作品と、840点の関連作品の寄贈が実現し、
世界最大規模の公共コレクションが誕生したのがこの新コクトー美術館なんです。
Posted by フランスさん at 06:00│Comments(0)
│フランス情報
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。