2015年09月02日
205 映画FOUJITA(フジタ)
Bonjour~,
今回は、お知らせです。
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、
フランスを中心に活躍した日本人画家、藤田嗣治の半生を描いた
映画『FOUJITA』(フジタ)の公開が決定しました。
藤田嗣治:http://www2.plala.or.jp/Donna/foujita.htm
映画監督は群馬県前橋市が生んだ偉大な監督、小栗康平氏。
『死の棘』で第43回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ
&国際批評家連盟賞をダブル受賞。
『泥の河』『伽倻子のために』『眠る男』など海外でも高い評価を得る監督です。
この「FOUJITA」は10年ぶりに小栗監督が指揮をとることになり
オダギリジョーが藤田嗣治役の主演。
中谷美紀が奥さん役
その他、加瀬亮、りりィ、岸部一徳、といった実力派が脇を固め、
フランスからも人気の俳優が顔を揃えます。
フランス側のプロデューサーは、クローディー・オサール。
『アメリ』で世界的大ヒットを飛ばして、
エミール・クストリッツア監督『アリゾナ・ドリーム』
ヴィム・ベンダース監督『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』など
アート系の作品も数多く手掛けている鬼才です。
タイトルの『FOUJITA』は、フジタ(藤田嗣治・ふじたつぐはる)のフランス語表記になります。
フジタは1913年、27歳で単身フランスへ渡り、
1920年代前半に発表した「ジュイ布のある裸婦」(寝室の裸婦キキ)をはじめとして、
“乳白色の肌”と称された裸婦像が絶賛を浴び、
エコール・ド・パリの寵児となり、社交界の人気者となりました。
あのピカソにして一時期”私のライバルはフジタしかいない。”
と言わしめた画家です。
1940年、第二次大世界大戦でパリがドイツ軍の手に落ちる寸前に、
帰国を果たしました。
戦時の日本では「アッツ島玉砕」をはじめとして数多くの“戦争協力画”を描くきました。
戦後、戦争責任を問われて日本を去り、その後、フランスに帰化。
カソリックになって洗礼名をレオナール・フジタとなりました。
そして戦後、フジタは二度と日本に戻っていません。
小栗監督はフジタが生きた二つの時代、
二つの文化の差異に注目します。
「パリの裸婦は日本画的といってもよく、日本での”戦争協力画”は西洋の歴史画に近い。
『大東亜の理想』が叫ばれていたときです。
これをフジタの”ねじれ”ととるか、したたかさ、ととるか。
掘り下げるべきテーマは深い」と語る監督です。
自ら脚本を手掛けた『FOUJITA』は、伝記映画の枠にとどまりません。
小栗監督の静謐な映像美でフジタの知られざる世界が現出します。
この話題の日仏合作映画にぜひご期待ください。
2015年11月14日より全国で公開されることが決定.
小栗康平オフィシャルサイト等でも上映映画館などを告知していますので
ご確認下さい。
小栗康平オフィシャルサイト:http://www.oguri.info/
一般社団法人群馬日仏協会も「FOUJITA・フジタ」 を応援しています。
シェア 頂けるようであればよろしくお願い致します。
今回は、お知らせです。
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、
フランスを中心に活躍した日本人画家、藤田嗣治の半生を描いた
映画『FOUJITA』(フジタ)の公開が決定しました。
藤田嗣治:http://www2.plala.or.jp/Donna/foujita.htm
映画監督は群馬県前橋市が生んだ偉大な監督、小栗康平氏。
『死の棘』で第43回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ
&国際批評家連盟賞をダブル受賞。
『泥の河』『伽倻子のために』『眠る男』など海外でも高い評価を得る監督です。
この「FOUJITA」は10年ぶりに小栗監督が指揮をとることになり
オダギリジョーが藤田嗣治役の主演。
中谷美紀が奥さん役
その他、加瀬亮、りりィ、岸部一徳、といった実力派が脇を固め、
フランスからも人気の俳優が顔を揃えます。
フランス側のプロデューサーは、クローディー・オサール。
『アメリ』で世界的大ヒットを飛ばして、
エミール・クストリッツア監督『アリゾナ・ドリーム』
ヴィム・ベンダース監督『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』など
アート系の作品も数多く手掛けている鬼才です。
タイトルの『FOUJITA』は、フジタ(藤田嗣治・ふじたつぐはる)のフランス語表記になります。
フジタは1913年、27歳で単身フランスへ渡り、
1920年代前半に発表した「ジュイ布のある裸婦」(寝室の裸婦キキ)をはじめとして、
“乳白色の肌”と称された裸婦像が絶賛を浴び、
エコール・ド・パリの寵児となり、社交界の人気者となりました。
あのピカソにして一時期”私のライバルはフジタしかいない。”
と言わしめた画家です。
1940年、第二次大世界大戦でパリがドイツ軍の手に落ちる寸前に、
帰国を果たしました。
戦時の日本では「アッツ島玉砕」をはじめとして数多くの“戦争協力画”を描くきました。
戦後、戦争責任を問われて日本を去り、その後、フランスに帰化。
カソリックになって洗礼名をレオナール・フジタとなりました。
そして戦後、フジタは二度と日本に戻っていません。
小栗監督はフジタが生きた二つの時代、
二つの文化の差異に注目します。
「パリの裸婦は日本画的といってもよく、日本での”戦争協力画”は西洋の歴史画に近い。
『大東亜の理想』が叫ばれていたときです。
これをフジタの”ねじれ”ととるか、したたかさ、ととるか。
掘り下げるべきテーマは深い」と語る監督です。
自ら脚本を手掛けた『FOUJITA』は、伝記映画の枠にとどまりません。
小栗監督の静謐な映像美でフジタの知られざる世界が現出します。
この話題の日仏合作映画にぜひご期待ください。
2015年11月14日より全国で公開されることが決定.
小栗康平オフィシャルサイト等でも上映映画館などを告知していますので
ご確認下さい。
小栗康平オフィシャルサイト:http://www.oguri.info/
一般社団法人群馬日仏協会も「FOUJITA・フジタ」 を応援しています。
シェア 頂けるようであればよろしくお願い致します。
Posted by フランスさん at 06:00│Comments(0)
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