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「ぐんまフランス祭2020」

2020年11月22日

293-11 第9.5回リーモトぐんまフランス祭2020商品豆知識Vol.4

Bonjour a tous et toutes


リモートぐんまフランス祭3日目の日曜日
世の中は3連休の2日目ですが、
新型コロナの感染拡大がまたまた広がり
この三連休は、出来るだけステイホームで
と菅総理大臣も声明を出しましたが、世の中の人たちは
どうもステイホームじゃなさそうですね~・・・。

本当はステイホームで、リモートぐんまフランス祭のサイトを
じっくり見ながらお買いもの~!

リモートぐんまフランス祭に出展するお店の商品の中から
意外と知られていないフランスものの豆知識を書いていますが

今回は、カフェ
フランスは兎に角カフェ文化
ありとあらゆるところにカフェがあり
いつでもどこでもデミタスでコーヒーを飲みます。
食後に、休憩時に、思いついた時に
とにかくよくコーヒーを飲みます。





それも濃縮の濃~~いコーヒー
日本ではイタリア語でエスプレッソと呼んできますが
フランスはカフェ エスプレス
まあ、un cafe s'il vous plait. アンカフェ シルヴプレ
といえば自動的にこのデミタスの濃縮珈琲が出てきます。

で、このコーヒーの呼び方がけっこう混同していたり
分からなかったり、難しかったりするようなので
ちょっと整理してみたいと思います。


まず日本でも良く言うイタリア語の
エスプレッソ。
デミタスに半分ぐらいに注いでくるところが多い気がします。
フランスでは、イタリアの入れ方はリストレットと言っていました。





でもフランスだと まず呼び方が エスプレッソではなく
エクスプレス(アン ネクスプレス)
で注ぐコーヒーの量もデミタスに8分目
表面に泡の層が2~3mmできると美味しく入った証拠。

私も以前フランスで6年ほどレストランで働いていて
ある時は一日250~300杯コーヒーエクスプレスを入れていたこともあります。
まあ、その注ぐ量とか焙煎もその店それぞれ好みや違いもあるので
一概にフランスではこうだ!とは言えないのですが・・・。





今はカフェやレストランは、圧力コーヒーは
エクスプレスマシンで入れますが
以前は圧力コーヒーはコンロの上に直に置いて作る
カフェポットで入れたものです。





初めてそのポットで入れたコーヒーを飲んだ時は
あまりの濃さと苦さに、少々閉口気味ですが
でも慣れるとそれが本当に美味しく感じるので
習慣とは本当に不思議なものです。

あと日本人は知ってるカフェ・オレ
カフェオレは少々死語になっている気もします。
昔がドリップで入れたコーヒー1に温めた牛乳1を
同量大き目なカフェオレボールに注いだものをカフェオレ
と呼んだものですが、
エクスプレスマシンがカフェで普通になってからは
カフェ・クレームと呼ぶようになって、
圧力コーヒー1に対してマシンで泡立てながら温めた牛乳1
泡を1くらい、デミタスの2倍ほどのカフェクレーム専用カップに
注いで提供されるのが普通になりました。
朝食にクロワッサンをひたして食べると美味しいものです。





でこのカフェ・クレーム、フランス人は実はあまり頼む人がいなくて
意外と注文するのは外国人。
で、フランス人は飲んだとしても朝だけなので
午前10時くらいまでにしか飲まないので
カフェ・クレームを普通にどの時間帯でも頼むのは
フランス人以外だと、フランス人が言っていました。





イタリアのカプチーノもこのカフェ・クレームと同じで
ちょっと違うとしたら、カプチーノはカカオパウターや
シナモンをちょっとだけ泡の上に振りかけているところがあるのと
提供する量が、ちょっと少ないくらいでしょうか???

そして、デミタスのエクスプレスに
少しだけ温めたミルクを注いでもらうのは
ノワゼット と呼びます。
特にノワゼットがこのコーヒーに入っているわけではなく
ノワゼット色になるから・・・ということのようです。





そしても一つ、カフェに座っていると聞くのが
モカ





日本だとモカはコーヒーの豆の種類になるのですが
フランスでモカ というと
エクスプレス・コーヒー1にチョコレート1、泡立てたミルクを1
注いだものが、モカ という飲み物になります。

これもまたなかなの美味ですので
いつの日か、コロナ禍が終息し、
フランスに旅することが出来るようになったら
カフェに入って、注文してみてください。

今回ルモートフランス祭りでは、
伊東屋珈琲が珈琲豆は勿論のこと
色々な珈琲製品を販売していますので
是非サイトを訪ねてみて下さい。




➡➡➡➡➡群馬日仏協会Websiteへ:http://www.fj-de-gunma.com/  




Posted by フランスさん at 15:00Comments(0)ぐんまフランス祭り

2020年11月22日

293-10 第9.5回リーモトぐんまフランス祭2020商品豆知識Vol.3

Bonjour


リモートぐんまフランス祭3日目です。
通常なら最終日ですが、今回はリモートなのでまだまだこれからです。

今日は先日の11月第3木曜日の19日に解禁になった
ボジョレ・ヌーヴォについて
ボージョレーだったり、ボジョレだったり
ヌーヴォーだったり、ヌーボーだったりいろいろですが
私的には、発音上一番近いのは、ボジョレ・ヌーヴォ 
だと思います。





コートダジュールも本来はコットゥダジューだと思いますが
なぜかコートだし、Votreという発音をヴォートルと伸ばす
日本人がなぜかとても多いし・・・。
癖でしょうかね~・・・??

脱線してしまいましたが、
今回はボジョレ・ヌーボいついてです。








Beaujolais Nouveauの起源、アペラシオン「Beaujolais Nouveau 」が
作成されたのは1951年。
当時、植物検疫問題や、収穫量への悪評が広がる前に、
少しでも早く売りさばくために、ワイン商たちは秋に出荷したそうです。
これは熟成が終わっていない新しいワイン、
これがボジョレ・ヌーヴォの起源なのでそれほど古くはないんです。

ワイン生産者が収穫の利益を非常に早い段階で受け取ることを可能にするので
財政的側面や急成長している外国の輸出に対応するためだったようです。





実際通常のワインとは製造方法が違っていて
解禁に間に合わせるために、普通のワインよりも早くできる製造方法です。

普通のワインは葡萄の果汁を醗酵させて作ります。
葡萄の糖分が醗酵作用によってアルコールになるわけです。





ヌーヴォは葡萄を絞らず皮ごとタンクにつめます。
こうすると、醗酵によってタンク内に炭酸ガスが充満して、
この炭酸ガスによってリンゴ酸分解酵素が活発化して
リンゴ酸からアルコールが生成。
作り方が違うので、通常の熟成ワインとは味や個性が違うわけです。

ヌーヴォとは「新酒」のことで、「フランス語で「新しいこと・もの」という意味です。
フランスのブルゴーニュ地方に位置するボージョレ地区で造られた
新酒のみがボジョレ・ヌーヴォと呼ばれます。





使用されるブドウ品種は、ガメイ種のみと決められて特長のひとつです。

ボジョレ・ヌーヴォは深みのある色をしてるけど、
味わいはとってもフレッシュで癖がない。
たぶんそこが日本人に好まれる要因の一つかもしれません。

果実味が強く、バナナなどの甘い香りがあります。
渋味が少ないので、赤ワイン特有の渋味が苦手な方にもおすすめ。
ワイン自体が苦手という人でも、適度で主張し過ぎない
酸味がすっきりしているので美味しく飲むことができるんでしょうね~。





ボジョレ・ヌーヴォは、コクよりフレッシュな味わいが売りのワインなので、
通常の熟成型ワインは、寝かせるほど美味しくなるのですが、
ボジョレ・ヌーヴォの場合は逆。

フレッシュなうちに飲んだ方がいいワインです。
購入後はなるべく早め(おおよそ2~3カ月以内)に飲むようにして
もったいないから取っておこう!は絶対にダメ! 酢になっちゃいまうよ~!

で、普通の赤ワインはコルクを開けて室温で飲む方が香りも楽しめていいのですが
ヌーヴォは、しっかり冷やした方が美味しいです。

冷蔵庫で1時間ほど冷やしてから飲むのがおすすめ。
キンキンに冷やすのはX。
大ぶりのワイングラスより、やや口の狭いグラスの方が、
豊かな香りを逃すことなく楽しめます。

食事と一緒にボージョレ・ヌーヴォを楽し場合は、
フルーティーな味わいたので、意外と魚料理やサラダに合います。
また日本の鍋料理にも結構合うのでおすすめで~す!







今回のリモートフランス祭では、酒のぎょうだ・館林支店と
仲沢酒店がボジョレ・ヌーヴォを提供しています。
それぞれ違うタイプのボジョレ・ヌーヴォを取り扱っているので
是非ご覧下さい。

➡➡➡➡➡群馬日仏協会Websiteへ:http://www.fj-de-gunma.com/


  




Posted by フランスさん at 06:00Comments(0)ぐんまフランス祭り