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「ぐんまフランス祭2020」

2020年11月21日

293-9 第9.5回リーモトぐんまフランス祭2020商品豆知識Vol.2

Salut


リモートぐんまフランス祭、始まっています。
通常の群馬県庁で開催しているぐんまフランス祭は
とにかく押すな押すなで沢山の人でごった返しているので
その賑やかさを肌で感じることが出来ますが
ネット上だと、なかなかその感じがつかめないですね~・・・。

でもだいぶ広範囲の地域からアクセスして頂いているようで
本当にうれしい限りです。

来年は通常通り、群馬県庁で開催出来ることを祈りつつ。。。

で、さきほど、商品豆知識で
「マカロン」をについて書きましたが、
その方面の専門家の方、あの説明で大丈夫でしたでしょうか?





次はカヌレについて。

カヌレの話をする前に、フランスには各地に本当に多くの
その地域に根差した伝統的なお菓子というのがあって
皆さんのそのお菓子なども食べるのを楽しみにして
旅などしたりします。

日本に紹介されポピュラーになっているお菓子も
実はフランス人で食べたことがない・・・なんていう話も聞きます。

日本って意外と全国各地の美味しいものを
お取り寄せとか、地方菓子を一般化して
全国どこでも食べられるようにする傾向がありますが
フランスって、意外と地産地消で
自分の地域以外のものは、その地域に行って食べるもので
お取り寄せして、わざわざそれを食べよう 
っていう発想がないような気がします。

このカヌレも ”あっ、聞いたことはあるけど食べたことはない!”
というフランス人は少なくありません。





で、このカヌレ、ワインで有名なフランス南西部の
ボルドー地方のお菓子ですが、
私もこのお菓子 フランスで初めて食べた時
その食感と香りと美味しさに、本当に感激して
びっくりしたものです。
本当にシンプルで、オリジナルのカヌレは
中に何も入っているわけではないけど
周りが甘くてカリカリで中ももっちりと濡れ菓子みたいな
独特な食感と、ラム酒が利いていて、本当に美味しいですよね!







伝統的なカヌレは、ミツバチの蜜蝋でコーティングされた
銅の型に生地を流して作られています。
今は家庭ではこの型が銅製で、とっても高価な型なので
シリコン製のミニカヌレ型を使って作ったりするんだそうです。





元々はフランスのボルドー女子修道院(fr:Couvent des Annonciades)で
古くから作られていたお菓子で、蜜蝋(みつろう)を入れることと、
小さなカヌレ型で焼くことが特徴で、
この形そのものがカヌレですね。
そもそもカヌレの意味は「溝のついた」という意味のようです。







ボルドーではワインの澱を取り除くため、
鶏卵の卵白を使用していたそうで
そのために大量の卵黄が余ってしまい、その卵黄利用出来ないかと考え出され
生まれたお菓子だそうです。





最近はコーヒーの液体を生地に混ぜたコーヒーカヌレがあったり
生地にいろいろなものを混ぜたり、乗せたり
デコレーションしたりするものもあるので、
それらと差別化するようにしたのだと思います。

フランスにはけっこう、こう言った動きが、他の分野にもよくあるものです。



今回のフランス祭では、カヌレは「プリオホールディングス」が取り扱っていますので、サイト内を覗いて見て下さい。

➡➡➡➡➡群馬日仏協会Websiteへ:http://www.fj-de-gunma.com/
  




Posted by フランスさん at 17:00Comments(0)ぐんまフランス祭り

2020年11月21日

293-8 第9.5回リーモトぐんまフランス祭2020商品豆知識Vol.1

Bonjour

さあ、昨日から「リモートぐんまフランス祭」が始まりました。
今回は勿論、初の試みなので 色々なことが上手くいかず
昨日も10時オープンのはずが、技術的な問題で
10時オープンから約30分遅れでスタートになったので
10時丁度にオープンを楽しみにしていた方には
本当に申し訳ありませんでした。





いや~・・・言い訳になってしまいますが
私たちのこのフランス祭の運営は、あくまでも
一般社団法人の日仏協会の運営ですが
基本、完全なボランティア団体なので
この設営もみんな手弁当で、
専門のネット運営会社に発注しているわけではないので・・・
ただ、セキュリティーだけは重要なので、
そちらの対策はしっかりと専門家にお願いしていますが・・・・。




➡➡➡➡➡群馬日仏協会Websiteへ:http://www.fj-de-gunma.com/


そんなわけではありますが、いずれにしても
いろいろな方から色々な質問もされています。

そんな中で、出展商品の解説が欲しい という声があるので
今日からフランス祭の間、すこしづつ
出展しているお店の商品が少しでも分かりやすくなり
購入の目安になるよう 解説していきたいと思います。

で、まずは
今回の大注目のマカロンです。







一般的に日本でよく目にするようになったマカロンは
いわゆるマカロン・パリジャンと言われる、パリ風マカロンで、
固く泡立てたメレンゲに砂糖、アーモンドプードル(パウダー)等を加えて
混ぜて焼き上げた柔らかな2枚の生地に、
クリームやジャム、ガナッシュをはさんだもので
色々なフレーバーや色があって彩りが綺麗なものを言います。

日本ではアーモンドプードルの原材料が高価なので
アーモンド以外のものを入れて焼いているところもあって
そうすると、かなり食感も味も変わります。

パリ風マカロンは、パリにある「ラデュレ」という
有名な高級菓子店の経営者ピエール・デフォンテーヌが、
1930年に2枚のマカロンにジャムやクリームをはさんで
売り出したのが始まりだと言われています。





フランスにはこのマカロンパリジャン以外に
各地にいろいろなマカロンがあって
サン=テミリオンのマカロン・クラックレとか
16世紀から作られているアミアンのマカロン・ダミアン
18世紀から作られているナンシーのスール・マカロン
なんていうのもあって、もっと素朴なお菓子です。




パリ風のマカロンは、元々はイタリアのバーチ・ディ・ダーマを
発展させたものだと言われていて
そういえばちょっと似ているかな~とも思います。

私たちがよく目にするマカロンですが
けっこう小ぶりで高価なイメージがありますが
それも勿論、いいものは原材料を吟味して
それを沢山ふんだんに使っているからなわけですが








小さなマカロンだと食べ足りない!
なんていう人も満足できるような
大きなマカロンパリジャンが、
フランスの老舗のパン屋さんには売っていて
私も食べたことがありますが(結構いい値段ですが・・)
食べごたえがあって、とっても満足しました。

日本のこの老舗パン屋さんも日本に出展しているけど
日本では見たことがないですね~・・・。


いずれにしても、このリモートぐんまフランス祭で販売している
マカロンも、フランスのそれに勝っても劣ることがないほど
美味しいマカロンですので、是非どうぞ!!


今回のフランス祭では、マカロンは「モンシェリー」が取り扱っています。


➡➡➡➡➡群馬日仏協会Websiteへ:http://www.fj-de-gunma.com/



  




Posted by フランスさん at 13:00Comments(0)ぐんまフランス祭り