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「ぐんまフランス祭2020」

2015年02月28日

187-3 第3回フロマージュセミナー(前橋市)

Bonjour


最近、鼻がムズムズ・・・くしゃみも・・・
またまた花粉症の季節がやってきたのでしょうね~。
今年は昨年の1.5倍の花粉が飛ぶそうで、考えただけで暗~くなります。
本当なら花見など、最高に楽しい季節のはずなのに!!





さて、第3回フロマージュセミナーの続きです。





4種類目のフロマージュはイタリア原産の
ペコリーノ・ロマーノ Pecorino Romano





羊乳を使ったセミハード&ハードタイプです。

このフロマージュの特徴は塩味がやや強めで、ちょっとナッツのような風味がします。
羊乳の独特のコクと旨み特徴だけど、逆にこれがイヤという人もいます

ペコリーノ・ロマーノの意味は「ローマ地方の羊乳チーズ」
フロマージュ単体で頂きますがどちらかというと
例えばローマ風料理には欠かせない調味料として使われます。
私ヴァンソンの家では、例えはスパゲッティカルボナーラやボロネーゼ
ジェノベーゼソースを作る時も、パルミジャーノ・レッジャーノと合わせて使うんです。
ペコリーノを少し入れた方がとてもコクが出て美味しいんです。





このフロマージュ、 歴史的にはイタリア最古のフロマージュらしく
古代ローマ時代の紀元前1世紀頃にはすでに作られていたそうです。
けっこう塩辛いので、イタリア料理で使う時は塩いらずの調味料って感じです。

ワインも結構進みますよ~!


エーデルピルツ・ケーゼ (綴りが分かりません・・・)




このフロマージュは、フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラと並ぶ
ドイツ北部オーストリアに近いバヴァリア州という超田舎で造られる
青かびのフロマージュです。

けっこう均等に青かびが広がっていて、
とてもクリーミーでとても食べやすかったです。

舌溶けのいいまろやかな青かびのフロマージュって感じです。
フランスのロックフォールとかより割安感があって
お肉料理のソースとして溶かして使ったり
サラダに合えたり手軽に使えるのが魅力らしいです。





塩気も他の2つの青かびのフロマージュより少ないかも・・・。


最後は
ラクレット raclette







今回、私ヴァンソンも無理してでもこのフロマージュセミナーに参加したのは
このラクレットが食べられる!
と聞いたからなんです。

ラクレットとはフランス語で「削るもの」とか「引っかくもの」という意味。
元々、フロマージュの断面を直火で温め、溶けたところをナイフなどで削いで
ジャガイモやパンに溶かし流し絡めて食べることからこの名が付いたそうです。





ヴァレー州を中心としたスイス全土や
スイス国境に近いフランスのサヴォア地方などの伝統料理の1つです。
アニメの「アルプスの少女ハイジ」を覚えている人は
その食事の場面のメニューでチーズを溶かしてそれをじゃがいもにかけて食べる場面を
もしかしたら覚えているかもしれません。

ま~とにかく旨い! ヴァンソンも大好きです。

今回はさすがプロのモンテドラーゴさんは業務用の
本格的なラクレット用の機械を持ち込んでくれたので
本当に最高でした。







フランスでは、冬の時期に日本で鍋を囲むように
ラクレットグリルを囲んで、ハムやソーセージ
じゃがいもなんかを温めながら、ラクレットをスライスして
大きなしゃもじみたいなものにのせて溶かしながら食べたりする家もあります。
それでもけっこう美味しいですよ。

なければ日本だったらホットプレートや
トースターでもいけるかも・・・。





今回も巨大なラクレットの半分のサイズをみんなでペロっと食べてしまいました。
本当に美味しかった~!

今回は会場の都合でじゃがいもはなくて
それでも、クロフトベーカリーの最高に美味いバゲットと一緒に!
至福の時とはこういう時を言うのでしょうね~(笑)

今回、残念ながらどうしても都合が合わずに参加出来なかった人
次またラクレットはないかもしれませんが
次のセミナーでもまたまた最高のフロマージュを
モンテドラーゴの山本さんが紹介してくれると思うので
是非、万障繰り合わせの上ご参加下さい!!






フロマージェリー・モンテ・ドラーゴ Fromagerie Monte DORAGO
群馬県高崎市江木町1471-2
TEL 027-327-8665
営業:8:00~19:00 日曜営業
休業日:月曜日、時々火曜日
URL http://monte-dorago.com






CROFT BAKERY(クロフトベーカリー)
〒371-0017 群馬県日吉町2-5-1 みずき館1F
TEL 027-257-9052
URL croft-bakery.blogspot.com
営業時間:10:00-18:00
定休日:日曜・第2月曜




  




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2015年02月26日

187-2 第3回フロマージュセミナー(前橋市)

Bonjour~~


急に暖かくなって、何か気持ちわるいほど生暖か~い!
と思っていたら、今日は一転 寒~~い!
雨も降りはじめて、またまた冬へ逆戻り??まだ冬か・・(笑)

でも春はいいですね! ちょっとウキウキします。
食べ物も美味しいものが続々と出てくるし・・・美しい花も咲きだします。

でもヴァンソンも含め、花粉症がひどい方は春はつらい季節ですね~~・・・!
花粉症さえなければ・・・と。


先日のフロマージュセミナーで頂いたフロマージュは
花粉症をを忘れてしまうほど、本当に美味しかったです。

皆さんご存知ですが??
フロマージュって同じフロマージュでも、熟成の技術によって
もっの凄く味が変わってしまうこと??!

これまでも、このフロマージュセミナーを通して
”いままで食べても美味しいと思わなかったけど、これは美味しい!” とか
”嫌いだったけど、今まで食べたのと全然違う” ”これなら食べれる”とか
そんな意見を毎回沢山頂きます。

これも全て、山本さんのプロフェッショナルな熟成技術のたまものなのです。
別にフロマージュセミナーに出なくて、ネットで購入して食べれば食べられる
という方もいますが、
でもワインもフロマージュも単に銘柄だけの問題ではなく、
保存や熟成状態によって全然変わりますからね~・・。

で、早速今回のフロマージュを





ます最初は
ブルサン アイユ BOURSIN AIL





ブルサンのニンニク&ハーブ入り
ブルサンには、他にコショー入りやエシャロット&チャイブ入りっていうのもあります。

今回は人気のニンニク入りでした。

ブルサンは元々フランス・ノルマンディー地方のフロマージュですが
フランスで最も有名なフロマージュでもあります。

多くのフロマージュを食後の頂くことが多いのですが
ブルサンは、食事の前のアッペリテイフや前菜として
パンやサラダにのせて頂いたりする、子供からお年寄りまでみんな大好きな
食べやすいフロマージュですね。





今回、山本さんに教えて頂いて知ったのですが
このブルサン、元々フランスのベル社という会社が製造していたのですが
今は、ベル・ジャポンとして、日本のメーカーが製造しているのだそうです。
ちょっとびっくり・・・。


次は、
トレフル Trefle
四葉のクローバーという名のノルマンディー地方の
シェーブル、ヤギのフロマージュです。







このシェーブルは外側に灰がまぶしてあるタイプで、いわゆるシェーヴル独特の香りは
とても控えめです。





一般的にノルマンディーはカマンベールを代表として、牛のフロマージュが有名だけど
シェーヴルもあるわけです。
僕、ヴァンソン的にはちょっと上品すぎて食べ応えがない感じだけど
シェーブルはちょっと苦手・・・という人にも
この山本熟成のトレフルなら、おいしく食べられると思います。

形がいいよね!

そして、次は





アイリッシュ・ポーター Irish Porter
イギリス、北アイルランド原産のフロマージュです。





アイルランドの黒ビールが練りこまれた個性的なチーズです。
僕は今回初めて頂きました。





見た目は大理石や濁ったべっ甲を思わせるような
コントラストの効いた外見です。
きっと癖のある個性的な味なんだろうな~と思いきや、
けっこう素朴でくせのない味です。

それでもしっかりとした味ですが、塩気もそれほど強くなく、
ちょっとチェダーチーズのよう。
黒ビールが練り込まれているせいか多少その香ばしさがあるかな~・・・。
ちょっとライムギパンのような複雑な穀物系のパンのような香ばしさがあります。
たぶんワインよりは黒ビールやアイリッシュウイスキーと一緒に頂くと
更に美味しいのだろうな~と個人的には思いました。





いや~ホントワクワクドキドキのフロマージュセミナー
次回も引き続き!


  




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2015年02月24日

187-1 第3回フロマージュセミナー(前橋市)

Bonjour~~~a tous!


本当に久しぶりに、ブログをアップします。
長いことこのブログをご覧頂き楽しみにして頂いている方には
本当に申し訳ありません。

様々な諸事情で、なかなかブログの更新が出来ずにいました。

パリでのテロがあったり、イスラム国での出来事や、
日仏関係の情報不足や私ヴァンソンの超多忙な個人的な都合も含め
ブログのアップが出来なかったんです。

今後少しずつまたブログの更新をしていきますので
よろしくお願いしま~す・・・。







さて、先日群馬日仏協会の2月例会にて「第3回フロマージュセミナー」を
開催しました。

既に、2回開催して 大変高評を頂いているセミナーです。





第1回から、高崎のフロマージュリーで、群馬日仏協会の
法人会員でもあるモンテ・ドラーゴの山本さん夫妻に講師を務めて頂き
開催してるんです。





前回から、前橋にあり群馬日産自動車所有の建物の2階の
ハンドレッドクラブさんの会場を使用させて頂き
とても使い勝手が良く、それも無償で提供頂いているので
参加費もとてもお手頃で開催することが出来ているんです。





で、今回のフロマージュは
1)ブルサン、2)トレフル、3)アイリッシュ・ポーター、4)ペコリーノ・ロマーノ、
5)エーデルピルツ・ケーゼ、6)ラクレット
そして、生ハムコルニション(フランス製のピクルス)








ワインは白はリスリング、赤は2012年のブルゴーニュと2009年のメドック
フランス製のノンアルコールのシードルとイタリアの天然ミネラル炭酸水のサンペレグリノ
フランスのミネラル天然水のエヴィアンを用意しました。





そして、バゲットはやはり群馬日仏協会の会員であるクロフトベカリーの久保田氏による
湿度管理された特製バゲットをフランス産小麦を使用して焼いて頂きました。





次回は、頂いたフロマージュについて、ご紹介したいと思います。

お楽しみに!!



  




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