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「ぐんまフランス祭2020」

2013年10月31日

134-3 富岡製糸場 (富岡市)

Bonjour~~~


最近またいい天気が続いていますね~・・・。





今回は、富岡製糸場そのものをご紹介したいと思います。
フランス人技師によって建造されたその建物には
やはりフランスの技術が生かされている個所が多々あるようです。





まず本国で元々ある工場は煉瓦造り・・・でも当時は煉瓦は日本にはないので
煉瓦を一から作ることに・・・。
当時、この製糸場の規模は本国フランスの製糸工場と比べても
かなり大きな工場だったようで、それまでの日本の木造の建造物では
実現が出来ないほどの規模なわけで、どうしても煉瓦が必要
かといって本国から取り寄せるにはあまりにも重く、量が多すぎる・・・





そんなわけで、煉瓦を作ることに
でも煉瓦なんて日本では作ったことがないので、
当時、甘楽は焼き瓦の産地で、瓦職人は多数いたので
その瓦職人んを集めてを作ることに。

だから、「煉瓦」 っていう字に 「瓦」 という漢字が使われているわけです。

試行錯誤の末に煉瓦が完成。


↑フランス積

そしてその煉瓦をフランス積に・・・。
フランス積は横2本、縦1本を交互に積み重ねる方法が特徴なんだそうです。
ちなみにイギリス積やドイツ積もあるようです。


↑イギリス積

そして日本伝統の木造の建築の技術とフランス積による建物が完成。
今でもそのおかげで、日本独特の気候や地震や
約150年という時間がが経過していてもまだまだしっかりと
その姿を残している要因なんだそうです。

工場の中の製糸機械も、当時日本人の体形に合わせて
フランス人技師が図面を描き、フランスに送って特別に作らせた機械だそうです。








当時女工さん達の宿舎や教育をするための学校なんかもあったそうで
たぶん当時から日本人女性の真面目さや基礎教育の高さから
学校でさらなる教育によって、高い品質の生糸が作れると思ったのでしょうね~・・・。

それにポール ブリュナが住んでいた建物もけっこう当時の日本では立派なもので
地下には、何かの時に逃げ込むための地下室でもあった
食材を保管する貯蔵庫とワインカーブが作られていて
フランス人が住んでいた住宅なんだな~とつくづく思うような
そんな建物です。




窓ガラスのガラスもフランスから運んで設置したものだそうです。
今その当時のもガラスが残っているのかどうかは確認できていないと
言っていましたが・・・。

煙突も当時のまま?のようです。





それにしても当時を考えたら本当に巨大な工場です。
当時の人は本当にびっくりしたでしょうね~・・・。





ちょっといい雰囲気の休憩場所もありましたよ。





帰りに、知り合いに連れていかれて
富岡の食べ物コンクールで最高賞を受賞したシルクうどんなるものを
ごちそうになりましたが
ちょっと中華のジャージャー麺のような汁なしのうどんを御馳走になりましたが
これがけっこう美味しかったです。





富岡の名物の一つにしようと考えているみたいですよ。
いいかも・・・。


これにフランスのガレットやクレープなんかを本格的に食べさせてくれる
そんなおしゃれなお店が複数できれば、
富岡もちょっと行く楽しみが出来るかもしれませんね。




富岡製糸場
http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html


  




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2013年10月27日

134-2 富岡製糸場 (富岡市)

Bonjour~~


台風の影響で、本当に雨風がひどいですね~。

実はヴァンソンの主宰するカルチャースクールの展覧会の
今日は最終日なんですが、もう35年毎年開始しているのけど
珍しく今年は天気が悪くて・・・こんなこと初めてかも・・・。





さて、前回に続いて 富岡製糸場についてですが

幕末からに日本とフランスとの関係が特殊であったことを
前回書きましたが、
そんなわけで 日本とフランスとの相互利益を双方が探す間
フランス人が、蚕の取引を極秘に続けていく中で気が付いたのは

未開の地アジア というイメージとはかけ離れた
当時の日本人の知性の高さと勤勉さ 正直さ 
そして、高度な独自の文化を持っていることにが かなりの驚きであったそうです。





すでに日本には独自の 着物など使用される
高度な絹織物に使用される絹の製糸技術はあったものの
フランスやヨーロッパで使われる絹製品に使用される絹糸とは異なり
かなり太く 太さが均一でない などという実情があるものの 
この国民なら、9割ほどフランスに持ち帰る間に死んでしまう蚕を輸送するより
自分たちの技術を伝えて、日本政府に工場を作らせれば
その方がメリットが大きいかもしれない。





当時農民、町民さえも教育レベルの高かった日本人に 
質の高い絹糸を作らせる方が、コスト的にも安くすみ
更に、フランスの他の技術、たとえば鉄の製錬技術や
幕府が望んでいた造船技術を日本に売り込むことが出来、
そこで作られた 上質の製品を安価で輸入できれば、
当時外国と同等の貿易や近代国家を望んでいた
日本政府にとっても願ってもみないほどのメリットがあり
互いにとって一石二鳥と どうも考えたらしいのです。


日本としても、目をギラギラさせながら 日本を植民地化することを
常に考えていた他国より それを阻止することを考えていた幕府や
反幕府の人たちにとっても、ずっと信頼できる外国人と考えたみたいですね。


で、結局 明治政府になっても 最初は
幕府時代からフランスとの関係を築き フランスにも留学に行っていた
当時の渋沢栄一に 横須賀に鉄の精錬所も含めた造船所と





後に、富岡に製糸場の建設が明治政府の近代産業の象徴として
建設、稼働されることになり、
富岡製糸場の建設に必要だった 大量の煉瓦の製造が
後の横浜のレンガ倉庫や東京駅など 様々な近代建築にとって
欠かせない技術として伝承されていったわけです。





だから、フランスと日本は 「蚕」 という生きた資源を切っ掛けに
明治初期は、近代産業化の礎を フランスと共につくっていったわけなんです。





次回は富岡製糸場そのものをご紹介します。  




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2013年10月25日

134-1 富岡製糸場 (富岡市)

Bonjour~~


今年は大型台風が、次から次へとやってきて
普通なら、秋晴れが続くいい季節のはずなのに
寒暖の差も激しいし、なんか残念秋ですね~・・・。


さて、先日ある会合があって 富岡製糸場の見学会に参加しました。
以前もフランス大使館の人たちと3回ほど見学をしたことがあるので
今回で4回目かな~・・・





11月22日から3日間、群馬県庁開催する「ぐんまフランス祭」にも
第1回から富岡製糸場について、会場でも展示していますが

何故かというと、群馬県内にある富岡製糸場注中心としたした
絹産業にかかわる歴史的建造物とその周辺が
世界産業遺産登録に向けて整備続けているわけですが

群馬が日本でもっともフランスとの古い歴史的関係が深い地域であるのは
この富岡製糸場があることが、その理由の根源なわけです。





富岡製糸場は、フランス人技師 ポール・ブリュナの技術指導によって
日本初の近代官営工場として、当時世界でも最大規模の近代工場として
建設されたわけです。





実は、当時フランスの経済を支えた主要産業は製糸業、紡績業など
高級な絹製品を生産、輸出することでフランスは潤っていたのですが

19世紀末にフランスの蚕が疫病にかかり絶滅 
という大問題に発展したんです。

蚕がなければ繭(まゆ)は作られませんから、絹製糸業どころではなく
フランスの主要産業そのものが壊滅し、
フランスという国そのものの危機であったわけです。





その非常事態の際、フランス人は世界中に蚕を探し回って
それをフランスに持ち帰るのですが、
そのほとんどがやはりフランスで蔓延していた
疫病にかかってしまったわけです。


そのころ、フランス人は日本が多くの絹織物が存在し
自国で生産していることを知って
日本へ蚕を調達に出かけようということになったのですが

その頃、日本は鎖国中ですから
外国人は容易に日本に入国することは出来なかったわけです。

ですから、フランス政府は当時の徳川幕府と接触して
一部の幕府関係者と信頼を築き密入国して、
日本国中をまわり蚕を確保してフランスに持って行ったところ

日本の蚕はフランスの疫病に強いことが分かり、
更に日本からの蚕の密輸を促進していったのだそうです。





そして、フランスの基幹産業としての製糸業や紡績業は復活したわけですが

しかし、当時 フランスから日本、日本からフランスへ蚕を輸送するには
あまりにも時間もコストもかかりすぎ、
そのこと自体が問題視されるようになっていったわけです。


当時の日本は、徳川幕府末期、幕府側と反幕府側の混乱のさなか
着々とアジア侵略を続けていたイギリスや
古くから歴史的関係をもつポルトガルやスペイン
新興勢力であったアメリカなど幕府と反幕府は、それぞれの国の関係者と
極秘に会っていたそうですが、
フランスも例外ではなかったわけです。


そして、他の国が植民地支配を前提とした日本への接触とは異なり
フランス政府は、自国救済という使命の中での日本との接触だったため
どうも当時のフランス政府との接触感覚は、
他国とはかなり異なっていたらしいんです。


つまり、幕府がフランスに密入国を許し、蚕の持ち出しを許したたかわりに
どうもフランスの近代産業技術を徳川幕府に伝授することが
密約されていたらしいわけです。





フランスと幕府との関係がかなり深かったことは、

現在の東京にある在日フランス大使館の広大な敷地は
尾張徳川家の上屋敷後をフランスに譲渡した 
という歴史関係でもわかるわけです。


つづき

  




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2013年10月22日

133 お好み焼きもんじゃのKANSAI (伊勢崎市)

Bonjour~~



第3回ぐんまフランス祭開催まで、残すところあと1か月・・・。
準備もちゃくちゃくと進んでいます。

で、今回はそのぐんまフランス祭に第1回から出店してる
お好み焼きもんじゃのKANSAI をご紹介。





いつもなんでフランス祭にお好み焼きもんじゃ なんだ???
という質問をされるのですが、

もんじゃのルーツは、フランスブルターニュ地方のローカル食
ガレット・クレープがルーツで それを伝えた群馬が発祥 
という説を群馬日仏協会で
具体的な歴史的事実も踏まえた上で、解説しているんです。


このブログの中の記事をご参考にしてくださいね
もんじゃのルーツ:http://franco.gunmablog.net/e238611.html
http://franco.gunmablog.net/e238620.html

で、そんなわけなので、このKANSAI(群馬の会社ですが・・・)
フランス祭では、群馬のもんじゃと蕎麦粉の本格的なガレットを
提供しているわけです。


で、今年はさらに そのガレットを改良してさらに本場の味を追求したので
ヴァンソンたちに、試食をしてほしいということで
試食に行ってきました。




場所は伊勢崎市宮子店
MOVIX伊勢崎の目の前のお店です。





この伊勢崎店は、映画館の前にあるというので
とにかく映画のシーンで実際に使用した衣装や道具なんかを
店内に展示していて、
たぶんみんな”これ 本物じゃないよいね~・・・”
って思っているんじゃないかと思うんですが
全部本物、すべてそこに出演していた俳優達が
実際に使った衣装や道具なんだそうです・・・。








ちょっとびっくりです!
まさかこんなところに・・・って感じです。

まあこのKANSAIの社長のY氏はとにかく凝り性ですからね~・・・

KANSAIは各店舗、その立地やお客様のニーズに合わせて
雰囲気やインテリアを変えているみたいなんです・・・。
ちょっと特殊ですけどね・・・。


で、その試食してきた新作ガレット

ほうれん草とラルドン(パンチェッタ)のガレット







蕎麦粉のガレットを作る蕎麦粉も使用するバターも
使うグリュイエールチーズもラルドンも
ほうれん草と卵以外は
みんなフランス現地で使用している材料と同じものなので
現地で食べるガレットと同じか、それ以上に美味しいかも・・・。





さすが凝り性のY社長

あとはすべて最高の材料で本物を提供したい
って言ってたから、果たしていくらくらいで
提供するのでしょうかね~・・・。

東京だと、このくらいのガレットだと1500円くらいしてるけど
Y社長は1000円以下で提供できるように努力する・・・って言ってましたが
果たして可能なんでしょうかね~・・・。


でもみなさん~、11月22日~24日の KANSAIブース 期待してください!


でももしそのくらいでこのガレットが食べられたらラッキーです。
本当に美味しかったから・・・。

最近、ちょ~と ・・・ぽい ものも出回り始めているので
やっぱり一度本当の味を食べてもらいたいかな・・・。

まあ、ちょっと出店時の店頭の雰囲気が怪しいから
本当かな~・・・って思われがちですが
ヴァンソンも一押しのガレットでした。(試食したものは!)





お好み焼き もんじゃ KANSAI
本社:〒372-0055 群馬県伊勢崎市曲輪町29番地2-1
TEL 0270-23-4774 FAX 0270-23-4546
URL http://www.collabo-kansai.com/

  




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2013年10月19日

132-3 アヴィニョン (南仏)

Bonjour~



前2回はアヴィニョンの街の中についてご紹介しましたが
アヴィニョンといえばアヴィニョンの橋や、ピカソが 「アヴィニョンの娘たち」 
という絵を描いたことでも有名ですが





実はアヴィニョン郊外は、ワインとオリーブの産地でもあります。





まあ郊外といってもすでに、地名はアヴィニョンではなくなっていますが
車で30分周辺といった場所でしょうか・・・。

もしレンタカー借りて、運転して周辺を回ることが出来るのでしたら
是非、車で周辺の田舎を訪ねてみてはいかがですか?





本当にのどかな一面ワイン畑
色々な品種のブドウがここでは収穫できるそうです。





もともとローヌ川周辺はコートウ ドウ ローヌという一大ワインの産地
でもあるので、すが、アビニョンから北へ行ったところに
シャトーヌフ ドウ パップ Chateauneuf de pape
という村があって、そこはとても有名なワインの生産地です。







ワイン畑も見れるし、ワインの試飲をさせてくれるところや
インフォメーションにお願いしたりすると
ワインを生産するシャトーの見学や試飲なんかも出来たります。







タイミングがよければ、その年の優秀ワインを決める
コンクール期間にぶつかれば
また違った楽しみも増えますよ~。







フランスは少々ワインの飲んだくらいなら
少々運転しても目をつぶってくれるので・・・。


とても素朴な雰囲気で人々もとても気さくないいところです。








そしてもう一つは、オリーブ
まあ地中海沿いはギリシャもイタリアもスペインも
みんなオリーブオイルやオリーブ漬けで有名ですが
ここも同じように、ちょっと上質なオリーブで有名なところです。





オリーブ漬けは本当にたくさんの味付けや
収穫するタイミングでいろいろな風味や味になって
本当に美味しいです。

オリーブばかりを売っている専門店や
朝市でも購入できます。





秤売りで、少量でも売ってくれるので
違う味を少しづつ買って、食べ比べてみるのもなかなかいいです。





とにかくプロヴァンスの田舎の雰囲気はとてもいいので
美味しい天然酵母のパンなんかも買って
外でピクニック なんていうのもいいです。





田舎に行けるといいんですけどね~・・・。  




Posted by フランスさん at 06:00Comments(0)フランス情報

2013年10月17日

132-2 アヴィニョン (南仏)

Bonjour~。

台風一過、ちょっとひんやりだけど
今日はいい天気ですねー!

でも秋の天気はやっぱりすごく変わりやすいから
体調こわさないように、
気を付けないとですね。


さて、先日からご紹介始めたアヴィニョン





そのアヴィニョンで毎年夏に開催されている世界的な現代演劇フェスティバルが
ここアヴィニョンで開催されているんです。





1946年から続いているというこのフェスティバルは
とにかく凄い!!




アヴョニョンは人口が約9万人の街に
この人口と同じくらいの人が、世界中からこの夏のフェスティバルの時期に
来るっていうのですから とにかく凄いわけです。





今年は確か、7月5日から24日くらいまでの間やっていたと思います。

もちろんこれだけの人が宿泊できるホテルは
アヴィニョンだけではないので
近くの街や村のホテルに泊まったり、TGVで1日だけやって来る人もいます。





で、このフェスティバル、イン(招待)とアウト(自主公演)の
二つの主催者がいるそうで、それがまたいい感じに刺激しあって
面白い!





招待の参加者達は、だいたい屋外の特設会場で演じたり
自主公演の参加者は、いろいろな場所で思い思いに講演していて

まったくそれとは関係なく、勝手に路上で演じていたりする人たちも多々います。





無料だったり有料だったり、練習を無料で見せていたり・・・。





まあでもその熱気というか、独特の雰囲気が本当に面白いんです。
日本の大きなお祭りのようだけど、とがってない
ちょっとまったりとした独特の空気があります。

これの雰囲気を味わうだけでも
アヴィニョンに行く意味がありますよ~。

そうそう、今は現代演劇だけではなく、前衛ダンスやパントマイム
人形劇とかショトートフィルムとかも見ることが出来ます。





それも世界中からかなり有名な劇団やアートテイスト、プロデューサーや
監督なんかも集まるので、関係者にとってもかなり刺激的な場所になるわけです。
凄いですね~!
よく最近日本にある アートや音楽演劇なんかを使った
町おこし的なフェステイヴァルじゃなくて
”本気” そのことそのものが本気
だから、これだけの人たちが世界中から毎年やってきて
何十年も続いているのでしょうね~。





もし機会があったら、この時期に 
アヴィニョンの街を訪ねてみるのもいいものですよ。

  




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2013年10月15日

132-1 アヴィニョン (南仏)

Bonjour~~


なかなか最近、いろいろとお届けできなくてすいません。
広報人事不足で~す・・・。

とは言いつつも、最近なんか気候・・・いい感じですね~。

またまたなんかフランスの秋を思い出してしまうような、い~い感じです。
やっぱり芸術・音楽の秋、食欲の秋でしょうか~。


またそんな話題もこのブログで近々にお届けしたいと思いますので
もう少しお待ちください。


で今回は、不定期ですがお届けしている
フランスの魅力的な街のご紹介で、南仏プロヴァンスの西に位置する
アヴニョン。





ちょっと年齢を重ねている方なら
童謡の「アビニョンの橋の上で」という歌を思い浮かべる
そのサン・ベネゼ橋でも有名なローム川沿いにつくられた
中世の城壁に囲まれたユネスjコの世界遺産登録もされている
教皇宮殿が今もなおほぼ完ぺきな状態で残る歴史のある街です。





アヴィニョンは、フランスの新幹線TGVも停まる主要な街で
僕はいつもエクサンプロヴァンスから行くことが多いので
TGVではなくエクサンプロヴァンスがら出る、
高速バスに乗って行くのですが、





アヴニョンのバスの停留場は、街の石壁の外
旧市街をぐるっと囲む、街壁は僕達に日本人には
ほとんど見た経験のない景色なので
初めて見たときは、ちょっと不思議な感じ・・・。
映画の中のセットのような現実感がちょっと感じられなかったのを
今でも覚えていますね~・・・。








メインの街壁の入口から一本道で、教皇宮殿前の広場まで続くのですが
街そのものは特別あまりどうこうという特徴はあまりない
いわゆる南仏の街並みなんなど思います。
もしかしたら専門家からすると何か特徴があるのかもしれませんが・・・。





しばらくする夏の観光シーズンになると道全体が屋外レストランになっていたりして
あ~ここは本当に観光地なんだな~って思ったりもします。





前回のマルセイユの時にもご紹介した
メリーゴーランドがここにも設置されています。

そしてもうしばらく歩いていくと目の前に
ど~んと教皇宮殿が。





一時、14世紀ごろ 協会分裂が起こって
ローマ教皇庁が遷座された時代があって
その際そのローマ教皇庁(教皇宮殿)がアヴィニョンにあった
っていう歴史があるんですね~。

だからまさにその宮殿をほぼ中心にして
周辺を石璧で囲んでできた街なわけです。

この宮殿内、もちろん有料ですけど中に入ってみることが出来ます。
けっこう見るのに何時間か時間がけっこうかかったような気がします。





そしてその宮殿広場から少し歩いたところに
最初にちょっとお話しした 例のアビニョンの橋があります。








でもこの橋今は途中までで向こう岸にはつながっていないなんです。
というか、歴史の中で壊されたり
再建したりしたものの、次々に壊れたり、流されたり・・・
のようです。


次回は、アヴィニョンといえば
実はアヴィニョン フェステイバル ・・・ についてご紹介します。

  




Posted by フランスさん at 06:00Comments(0)フランス情報

2013年10月09日

131-1 Fukujuen Cafe 富久樹園 (高崎市)

Bonjour♪
「ベルナール」です。

早いものでもう10月。フランス祭ももうじきです。
そろそろ気を引き締めていきましょうか(遅いって?face09
色々とやりたいことは沢山あるけどなかなか出来ない(泣)誰か手伝って~

そんな中、なんと!!
先日、広報部期待の新戦力「ジャン」さんが富久樹園さんに行ってきた様子を
フェイスブックに掲載してくれました。なんて頼もしい!!





初めてのフェイスブック記事埋め込み。
うまく表示されない人の為に記事を書きますね↓


「群馬日仏協会会員の富久樹園さんに行って来ました。ぐんまフランス祭にも毎年出店しておりもちろん今年も出店します。富久樹園さんは甘くて美味しい季節の果物を販売していて、カフェでゆっくり過ごすことも出来ます。今日は梨の豊水とプラムの太陽を買ってきました。」 BYジャン


ここ群馬は実はフルーツが豊富で、日があたる山がたくさんあったり美味しい水もあったりと
とても好立地で美味しいのです。
旅館さんの宿泊プランにも「フルーツ狩りプラン」があったりと
年間を通して豊富にフルーツ狩りができます♪
群馬の名物で県外の人にも好評なのです。

フランス祭はマルシェをイメージしていているので
新鮮な果物はマルシェ(フランス祭)にはかかせません!!


前回の様子

お洒落な雰囲気♪
実際美味しいのですが
並べ方でもさらに美味しさが伝わりますね。

ここだけでもフランス、マルシェの雰囲気を楽しめます。

つづく

前回の取材
http://franco.gunmablog.net/search.php?search=%E5%AF%8C%E4%B9%85%E6%A8%B9%E5%9C%92


fukujuen cafe 富久樹園カフェ
高崎市下里見2332
TEL 090-2750-8626
TEL 027-343-2706(富久樹園)
URL:http://fukujuen.jimdo.com

  




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2013年10月06日

130-3  マルセイユ(南仏)

Bonjour~~


前回は、ブイヤベース一色になってしまったので、
今回はちょっと、マルセイユの街をご紹介したいと思います。





マルセイユには地下鉄も通っていてけっこう便利なのですが、
地下鉄のほかに、路面電車 トラム と呼んでいますが
この路面電車がけっこう便利で、マルセイユの街を縦横無尽に
通っています。地下鉄とバスの中間の役割ですかね・・・・?







もう旧式はまったくみなくなりましたが、
最近のトランはけっこう漸進的なデザインで
日本にもこういったシステムを導入すればいいのにな~と思います。





その他に、観光ガイド用に機関車の顔をした連結式のミニバスがあって
前回、ちょっと書いた ノートルダム ドウ ギャルドウまでいて
帰ってくるコースなんかが確かあったと思います。





ノートルダム ドウ ギャルドウ中も黄金に装飾された
絢爛豪華でいて非常にエキゾチックな感じの室内で、
様々な民族や文化が交錯していた場所であることが想像できるような室内です。





マルセイユに限ったことではありませんが、フランスの街には
けっこうよく、メリーゴーランドがあります。




普通にそれが広場にあって、お金を払うと乗せてくれるのですが
フランスはまあほぼ子供だけ・・・。
日本は若いカップや女性が乗ったりしますが、
フランスではあまりそういった情景は目にしませんね~。

でもめちゃくちゃアンテイークで、すごく素敵です。
こんなメリーゴーランド、日本ではまず見ないですよね!





マルセイユ、なかなか日本人の観光コースに設定されることがないし
ちょっと独特なエキゾチックな側面もある街ですが
安全さえちゃんと気を付ければ、いろいろなフランスの本質を
見つけることが出来る街です。





何せ、フランス革命、自由主義はこの地から始まったのですから・・・。

  




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2013年10月04日

130-2  マルセイユ(南仏)

Bonjour~


ヴォンソンの家には実は猫が3匹いて、黄土色のトラとシャム系の白と
魔女の宅急便に出てきたような黒の3匹・・・。

そのうちの真ん中のシャム系の猫がこの2週間くらい調子が悪くて
鼻がつまって匂いが感じられないと 
猫ってものを食べないんですね~・・・。

全然食べなくてどんどん痩せて、今じゃがりがり
獣医さんのところにもう2回も連れて行ったけど、
いっこうに食欲が戻らないので
まだ5歳なのに、まるで超老人のよう・・・。
ちょっと心配なんですよね~・・・。


さて、マルセイユの続きですが、

マルセイユは魚港でもあるので、朝早くには港の周辺では魚売りが沢山います。





でのその魚を使った名物料理が、ブイヤベースとしてとても有名です。




でもブイヤベースってマルセイユで頂いても
けっこう当たり外れが多くて、外れてしまうと
ブイヤベースって美味しくない・・とか
どこが美味しいのかわからない! 
なんていう話もよく聞きます。







それにブイヤベースにはちゃんとした決まりがあって
ブイヤベースを作るのに 使っていい魚と 絶対に入れてはいけない魚介が
ちゃんと決まっているんです。
現地の人に聞くと、更にマルセイユの近海でとれた魚を使わなければ
それはブイヤベースではない
とか、
サフランを使ってなければ、偽物 だとかけっこう実は厳格なんです。

まあブイヤベースという伝統料理を守っている人は
そこまで厳格でないとなかなか伝承していけないのでしょうね~。








で、このブイヤベースで有名なレストランが数ある中で
比較的みんなが口をそろえて、
マルセイユ一のブイヤベースを出す店
として有名な 「ミッシェル」 
確かに他店とはちょっと違うみたいです。




ブイヤベースはまず煮込んだ魚の身や
ダシが濃縮した濃厚なスープ
パンに生のにんにくをこすりつけて、チリパウダーなどの入った
アイオリというマヨネーズのようなペーストを沢山乗せて
そのスープに浸して、グルイエールチーズの細切りスライスを
さらにたくさんの乗せながら、煮込んだジャガイモと先ず
お腹いっぱいになるまでまず頂きます。










そのあと、スープにするために煮込んだ魚とは別に
その身を頂くために火を通した白身魚の身を最後に
またちょっと辛めのソースやアイオリと一緒に頂くのですが
まあ、食べる量が半端ない・・・。

でも本当に癖になる美味しさです。





家庭では、このスープに乾燥の太めのスパゲッティを直接煮込んで
濃厚なスープと頂いたりするのですが、ちょっとワイルドな
でもめちゃくちゃ美味しい一皿です。

最初はちょっときついかもしれないけど・・・。

それにレストランでは見かけないですね~・・・。

  




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2013年10月02日

130-1  マルセイユ(南仏)

Bonjour~

最近つくづく秋だな~と
なんか朝夕めっきり涼しくなってきましたよね~・・・。

先日なんか夜寒くてめがさめて、思わず羽毛布団なんか出してかけてしまいました。

結局またまた寝ている間に暑くて、
羽毛布団はがして寝てしまってしたみたいですが・・・。



さて、今回はあまり観光地というわけではないですが、
昔から港町で有名な、フランス第2の都市で南仏中心である
マルセイユをご紹介します。






マルセイユには、在フランス日本国総領事館などもあって
ヴァンソンも在仏時代、何度か行ったことがあります。

聞くところによると、今はヴァンソンがいたころと場所が代わっているらしいけど・・・

実は、現在 群馬日仏協会会員にも、以前在マルセイユ日本国総領事だった偉い方もいて
とてもとても懐かしい思い出もあるんですが・・・。


僕はそのころエクサンプロヴァンスにいたのですが、
ちょっと日本人を敬遠していたせいもあって
あまり興味がなかったので行かなかったですが
正月には領事館でみんなでおせちを食べたり、
紅白歌合戦を観たりしていたようですから・・・。


さて、そんなマルセイユですが、まあ あんまり観光でお勧めするような場所?
かどうかは分かりませんが、でもマルセイユの古港や





丘の上に立つ ノートルダム ドウ ギャルドウの室内は圧巻ですし、





その丘から見える地中海は本当に美しい。





マルセイユにはサン・シャルル駅という駅があって
南仏から東のイタリア、西のスペイン、北のパリ他スイスやドイツなどへ
直接向かう電車や高速新幹線TGVが通っているんです。








飛行機の場合は、日本人は南仏というと、パリからニース空港に向かう人が
比較的多いようですが、マルセイユにはマリニアーヌという海岸線沿いの街に
空港があるんです。





えっここ って思わず思ってしまうような あまり大きくない飛行場なんですが
僕はいつもそこからエクサンプロヴァンスやマルセイユに
高速バスで向かうんです。

結構アクセスも便利です。


次回はマルセイユの街と名物料理をご紹介します。
  




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